シングルファザーno子育て奮闘記【壱話:告知】

シングルファザーになります。

 

自分の中では、夫婦生活が円満に回るように努力してきたつもりでした。

家事も育児も積極的に行い、仕事から帰って来たら極力奥さんには休んでもらうように努めて参りました。

しかしながら、ある日奥さんから突然出て来た言葉は、

 

「離婚したい」

 

でした。




突然の告知

 

いつものように仕事から帰宅し、そのまま夕食。

家族だんらんの時間を過ごしてました。

 

奥さんはここ最近喉の調子が悪く、せきが止まらないような状態。

病院に行き、診察結果は気管支炎ということで薬を貰って服用しておりましたが、かなり辛そうな様子。

 

食事中も、のどの調子が悪く、せき込む奥さん。

それに対して子供が、

「だいじょうぶ?」

「おくすりのむ?」

「おなかいたいの?」

と言って、頭をなでなでしておりました。

 

その優しさに、思わず涙する奥さん。

私も、こんなに優しい子に育ってくれて嬉しいなと思いながら、家族っていいなぁって浸ってました。

 

夕食が終わり、子供が遊ぼうというので連れて行かれるがまま、おもちゃ部屋に。

奥さんも一緒に来て3人で遊ぼうかと思ったその時、

 

一通の手紙を渡されました。

 

中を見て、全身の血の気が引き、時が止まりました。

 

「離婚」

 

そのたった2文字を見つけた瞬間に、全てが崩れ落ちたような感覚に陥りました。

 

内容としては、子供を産んでから一人の女性として見てもらえなくなってきた。

家族は大事だけど、このまま自分の気持ちを押し殺して過ごすことは出来ないとのことでした。

 

何故?

 

さっきまで楽しく家族だんらんの時間を過ごしていたのに。

昨日までたくさん笑い合っていたのに。

数か月後に家族旅行の計画もあるのに。

 

何故?

 

怒りとも悲しみとも言えない、何とも表現できない感情が襲ってきました。

 

きっと、私に原因があったのは間違いないです。

私は、言葉にして表現することが苦手です。

「好き」や「かわいい」といった言葉を直接投げかけることが苦手です。

でも、奥さんはそれを望んでいました。

毎日でも、いつ何時でも言って欲しかった、そう言ってました。

 

ずっと2人でデートがしたいと言ってましたが、その願望を叶えようとせず放っておいた私もいます。

それでも、奥さんが友達と朝まで飲みに行ったり、エステに行ったり、買い物に行ったり、ストレス解消になるならと全てを許してきました!

しかし、それは逃げだと言われました。

逃げていたつもりはありませんが、そう捉えられていたのであればやっぱり自分がダメだったんだと思います。

 

いろいろと話をして何度か私の意見を伝え、「愛している事」「家族を大切にしている事」「奥さんの為になればと思って全てを許してきた事」を話しましたが、考えが変わることはありませんでした。

奥さんは、頑固です。

自分で決めたら、基本曲げません。

 

今回の件は、何か特別な事が引き金になったかというよりは、日々のちょっとした事の積み重ねから発展し、気がついたらとんでもないことになっていた。

もう、幸せだったあの頃には戻れない。

そう思わせてしまったんだと思います。

 

それから、今後の事・子供の事・親への連絡など話しましたが、正直ほとんど頭には入ってきませんでした。

 

私はこれからどうなるんだろうという事よりも、

 

子供はこれからどうなるんだろう

 

という事でした。

 

というのも、手紙の中にも書いてありましたが、親権は私が持つことになります。

奥さんは、「私が一人で育てたら虐待してしまうかもしれない」

そんな言葉も飛び出してきました。

 

だからこそ、自分の世間体なんかより・自分の仕事なんかより・相手の今後なんかより、

 

子供を幸せにしなきゃ

 

それだけは守らなきゃと思いました。

 

これから先、ママがいないということを悲しむかもしれません。

これから先、パパがイヤと言われるかもしれません。

 

それでも、子供には絶対に幸せになって欲しい。

 

私が、奥さんを悲しませてしまったことを、子供にまでするわけにはいかない。

 

時間にすれば、ほんの1時間程度だったかもしれません。

しかし、人生で一番長い1時間でした。

 

とりあえず、寝れないけど寝よう。




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