1歳の終わりから悩まされる人もいる「寝かしつけ」。
2歳になるとイヤイヤ期も重なり思い通りにいかないことも。
ママもパパも夜は疲れているだけに、少しでも早く子供を寝かしつけて、残った家事をしたり、夫婦だけ・自分一人だけの時間を確保したいもの。
さらには成長ホルモンは夜10時〜夜中2時の間に多く分泌されると言われているため、子供の成長を考えると、何が何でもその時間には寝かしつけなくてはと焦ってしまいます。
生活のリズムをしっかり作って、子供が規則正しい生活を送るために毎日決まった時間に寝かしつけなくてはと決めつけてしまうことも。
しかし、自分の思った通りに寝ないのが子供。
何故、規則正しい生活リズムを作ろうとしてるのに寝ないの?
何故、こんなに頑張ってるのに寝ないの?
何故、自分の時間を過ごしたいのに寝てくれないの?
そのうち寝ない子供にイライラが募り、「もういい加減寝てよ!」なんて怒ってしまったり。
なんとか寝かしつけを上手くやろうといろいろ調べても出てくる答えは一緒!
昼寝の時間を早くしよう、外でたくさん遊ばせよう、添い寝してトントン背中を叩いてあげよう、絵本を読んであげよう、等々。
しかし、そんなことはわかりきったこと!
そんなわかりきったことばっかりを調べても結局は解決しないまま、今日も寝かしつけに2時間も3時間もかかるのかと思うと、子供に対する愛情どころではなくなってしまう。
この記事では、一般的な話はさておき、実体験に基づくやり方とそもそもの認識を確認してもらい、少しでも「寝かしつけ」に対する意識が変わってもらえることを願っております。
「寝かしつけ」に苦手意識を持つのはやめて、コントロールしていきましょう!
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1.睡眠とは
まず、一番に問いたいのはこれ。
睡眠とは、皆様にとってどういったものでしょうか?
疲れを取るもの、癒し、人間の三大欲求、寝ないと死んじゃうから、など様々な理由があるでしょう。
次に、睡眠を取りたいと思う時はどういう時でしょう?
疲れている時、嫌なことがあった時、次の日の朝が早い時、眠気が来た時、など様々な理由があるでしょう。
次に、睡眠を取りたくない時はどういう時でしょう?
遊んでいる時、仕事をしている時、集中している時、眠くない時、など様々な理由があるでしょう。
感の鋭い方ならもうわかると思いますが、大人が思っているこれらの理由は子供も同じということ。
疲れたら寝るし、もっと遊びたい時は寝たくない、眠気がくれば寝るし、眠気が来ない時は寝たくない、ただそれだけです。
それを、大人のエゴだけで「無理矢理寝かしつける」から寝ないだけです!
「そうはいっても」という言葉が頭の中に出てきた方は、そのエゴがより強い方でしょう。
全く眠くないのに寝ろと言われて眠りたいと思う大人はいるでしょうか?いないです。それを子供に押し付けるのですからエゴ以外の何ものでもないのです。
まずは、この認識を改めるだけで、9割方解決したといってもいいでしょう( ^∀^)
2.メラトニン
アメリカのコロラド大学で子供の睡眠問題をホルモンの観点から研究し、睡眠に関係があるホルモン、「メラトニン」に焦点を当てた研究結果の話があります。
このホルモンの分泌は、主に光によって調節されていて、夕方日が落ち辺りが暗くなってくると、通常はメラトニンの値が上昇します(体内時計上では夜のはじまりを意味します)。
メラトニンと睡眠の関係の研究結果は以下の通り、
・寝つくまでに時間がかかる子は、メラトニン値が上がる時刻が遅い傾向があった
・メラトニン値が上がる前にベッドに入れられていた子は、寝るまでに40~60分かかった
・メラトニン値が上がる時刻と決められた就寝時間が開いている子ほど、寝つくまでの時間が短く、睡眠の悩みがない傾向があった
つまり、暗くなるとメラトニンの数値が上昇し、眠くなる。
現代では、電気はもちろん、テレビやスマホの明るさでメラトニンの上昇を妨げている可能性もあるのです。
よく、テレビは早く消して音楽にしましょうとか書いてあるのを見ますが、何故テレビは消した方がいいのか、理由はこういうことです。
まぁ、映像による興奮状態を抑制するということもあると思いますが、いずれにせよ見たい番組があるのであれば録画をして子供が寝た後に見るようにしましょう。
子供は寝ないけどテレビは見たいなんてわがまま言うなら、寝かしつけてるのに寝ないなんて言うことはやめましょうね!
3.早起き
全ての解決策をまとめた答えがこれ!
生活習慣・生活のリズム・昼寝の時間・夜遅くなりすぎないといった悩みはこれによって解決していくでしょう。
仮に朝6時に目覚めたとしましょう。
すると、朝ごはんを食べてちょっと遊ぶ→11時前後にお昼ご飯→12時頃に昼寝→14時くらいにお出かけ→ついでに公園で遊ぶ→17時くらいに晩御飯→そこからお風呂に入ったり遊んだりして目一杯過ごしても20時21時くらいには子供も眠くなってくるでしょう。
このスタートの時間が2時間遅くなればその分寝る時間も2時間遅くなる。
単純に考えてそういうことです。
全てが予定通り行くことはありませんが、基本的なところの問題は早起きすることで解決して行くことでしょう。
4.遊びが足りていない
子供が寝付かない原因の一つは、日中の刺激となる運動が足りていないか、満足できるほど充分に遊べていない事がほとんどです。
外遊びは2歳、3歳の子供にとっては大きな刺激となりますし、家遊びであっても、それが大好きな遊びであれば子供は満足感を得られます。
保育園などに行っていない場合は、育児サークルや児童館などを積極的に活用して、子供が外の世界に出て他の子供と関われるような機会を増やしてあげましょう。
5.気が済むまで起こしておく
奥の手は、気の済むまで起こしておく。
これに尽きると思います。
無理矢理寝かしつけようとして寝なくてそれにイライラしてしまう。
そんな悪循環を起こすくらいなら、いっそのこと放っておきましょう!
いつまでもいつまでも寝ない子供はいません。
いずれは眠くなって寝るはずです。
出来る限り理想通りに寝かしつけたい気持ちは忘れずに、それでもダメな場合は臨機応変に切り替えてストレスを溜めないようにしましょう!
6.一緒に寝る・寝たふりをする
子供と一緒に布団に入り、一緒に寝る。
もしくは寝たふりをする。
遊び足りない子供は暴れたり布団から飛び出したりしますが、ちょっと我慢して寝たふりをしていると戻ってきて一緒に寝てくれることも。
私も、抱っこしたり絵本を読んだり音楽を聞かせたりしても寝なくて、どうしようもなくなって疲れて気付いたら自分が寝ちゃっていることもよくありますが、大抵の場合は子供も横で寝てくれてます(笑)
7.イライラしない
寝ないからといってイライラしない。
思い通りにいかないからといってイライラしない。
イライラするとその雰囲気が子供にも伝わるし、自分の気持ちもセーブできなくなって悪循環になってしまう。
イライラしない為に早く寝かしつけたいのだが、そうではなく子供の気持ちも考えた上で少しでもイライラしないことを心掛けましょう。
パパやママがおおらかな気持ちでいれば、子供も安心して寝てくれるかもしれませんよ。
8.ポップな音楽でもいい
オルゴールやスローな音楽で昔は寝ていたのに、今は寝かしつけられるということがわかるからなのか鳴らした瞬間にガン泣き!かえって逆効果になることも。
だったら子供が好きな音楽をかけてあげようと、アンパンマンやちゃおちゅーるのCMソングなどポップな音楽をかけたところ、気持ちが落ち着いて寝てくれるようになりました。
「子供 寝る 音楽」で調べると絶対にオルゴールやゆっくり落ち着いた音楽をかけてあげましょうなんてことが出てきますが、それが正解とは限りませんのでいろいろ試してみましょう。
中にはヘビメタで寝る子もいるかもしれません(笑)
一人一人にあった方法を模索してみましょう!
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