ざわちゃみです。
子育てに正解はない
「どうやったら上手くいくんだろう」
「どうしたらちゃんと成長してくれるんだろう」
「このしつけ、合ってるのかな」
子育てをしていると、こんな不安や心配事はつきものですが、答えなんてありません。
方法や提案などは情報社会なので溢れていますが、その通りやっても上手くいかないことも多々あります。
もしその通りやって全てが上手くいくのであれば、子育てに苦労する人はいないでしょう。
でも苦労している人がたくさんいるということは、必ずしもその情報が正解だとは限らないということ。
専門家が言うことだって、正解とは限らないのです。
同時に、正解を求めて悩みすぎるとイライラが増幅します。
情報通りにやってるのに上手くいかない、どうして思うように行かないのとイライラします。
自分の子供が、立派に成長して欲しいと願わない親は居ないはずです。
だからこそ、「ご飯はちゃんと3食、朝・昼・晩としっかり食べなさい」とか「もうこんな時間なんだから寝なさい」とか「やらないでって言ったでしょ、何度言ったらわかるの」といった感じで、叱りながらも成長のために日々奮闘していることでしょう。
しかしながら果たして、そのやり方で本当にいいのでしょうか?
それは、子供の成長のためという視点でもそうですが、パパやママが子育てに挑む上で本当に規則正しく・本に書いてあるような優等生のレールに無理やり乗せることが理想の子育てなんでしょうか?
もう一度言います。
子育てに正解はありません。
これは、私が子育てに挑む上で一番念頭に置いていることです。
本に書いてあることやネットに書いてあることが全てではないし、それが正解であるのであれば、こんなにも子育てで苦労なんてしていない。
では、どうすればイライラしないで子育てに取り組めるのか?
個人的には、思考を変えればスッとラクになると考えます。
難しい話でもなく、5秒で出来ること。
それは、
押し付けないこと
親だからって偉いわけではないんです。
会社の上司や先輩などに偉そうに「オイ、これやっとけよ」なんて押し付けられたらどんな気持ちになりますか?
きっと嫌な気持ちになって、やりたくなくなるでしょう。
ちょっと強引な気もしますが、子供だって同じです。
子供は、自分の中の理想を押し付けたり、求めすぎたりする対象ではないからです。
具体的にじゃあどうすればいいかというのを、現在3歳になる息子を子育てしていく中で、実際に感じたことを基に考察してみました。
もし、子育てに悩んでいるパパやママが少しでも肩の力を抜いて子育てに前向きに取り組める力になれれば幸いです。
寝ることについて
新生児のころは寝かしつけに苦労し、2歳を過ぎるころには夜遅くなっても寝なかったり、思った時間に昼寝をしてくれないなど、寝ることに関する悩みはつきものです。
パパやママは規則正しい生活習慣を身につけさせようと奮闘するも、なかなか思うようには行かず。
家事をする時間や自分の時間も確保出来ず、ストレスは溜まる一方。
疲れ果てて、いつしか子供より先に寝てしまっているなんてことも。
何故こんなにも、寝かしつけることが難しいのでしょうか?
それは、難しく考えてるからです。
新生児のころは、眠りが浅く抱っこからベッドに置いただけでも起きてしまうくらい敏感です。
その理由は、ただ眠りが浅いだけなんです。
寝かしつけ方が悪いのではなく、眠りが浅いだけなんです。
簡単なことですよね?
2歳を過ぎるころくらいからは、遊びが楽しくなってきて寝ることが後回しになる傾向もあります。
遊び足りないくらい元気なんです。
寝ないんじゃなくて、眠くないんです。
どうですか、簡単なことですよね?
決して難しい話ではないのですが、子育てという未開拓のジャンルにチャレンジしていると、それが難攻不落の城のように聳え立ち、自分の手に負えないような感覚に陥ってしまうのです。
大事なのは、決して難しく考えないこと。
簡単に考えると、子供だからといって規則正しい時間帯に寝かしつけるのではなく、眠くなるように心掛ければいいだけ。
大人だって眠くないときにいきなり、「はい、寝てー」って言われても簡単には寝れないですよね?
子供も同じです。
遊び足りなくて夜も元気であれば、日中たくさん遊ばせましょう!
それでも足りなければ、夜も遊ばせましょう!
よく、「寝る前に激しい遊びをすると興奮して寝つけないので絵本を読んだりして寝かしつけましょう」みたいなことを目にしますが、そんなきれいに寝かしつけられるならはじめから苦労してないですよね?
絵本を読むどころか、ベッドにすら横になってくれない。
電気を消しても、ベッドでぴょんぴょん飛び跳ねる。
電気のスイッチの位置がわかっていれば、自分でつけに行く。
静かにして寝たふりをしても気にせず遊んでいる。
そうして1時間も2時間も経っているなんてことも普通にあります。
こんな毎日を繰り返していたら、パパとママのストレスは限界に達してしまいますよね?
だったら、20分でも30分でも思いっきり遊ばせて疲れさせてから、ベッドに呼び込んで本を読んだほうが、よっぽど早く寝ると思いますし、パパもママもストレスを抑えることが出来ると思いませんか?
子供をある程度、本能のままに行動させてもいいのではないかと思うんです。
「何で寝ないの?」ではなく「どうしたら眠くなるかな?」を考えてみると、子育てを前向きに考えられるかもしれませんね。
ちなみに、わたしがやっていた寝かしつけをいくつかご紹介します。
抱っこしてひたすら歩く(新生児)
新生児の頃は、奥さんが疲れ果てて精神的にもちょっとやられている時期だったので、寝かしつけは私が率先してやってました。
子供と触れ合える時間を少しでも作りたいという思いと、奥さんを少しでも休ませたいという気持ちだけでした。
なので、ベッドで寝ないで泣きじゃくる子供と3人で寝るよりは、奥さんにはベッドでゆっくり寝てもらって、私は子供を抱っこ紐で抱っこして、オルゴール調のゆっくりとした曲を流しながら1時間も2時間も家の中をぐるぐると歩き回っていました。
手や足をにぎにぎしたり、頭をなでたりして、眠りについた瞬間のなんともいえないかわいい顔を見るのが幸せだったので苦にはなりませんでした。
こうして抱っこして寝かしつけられるのも1年くらいしか出来ないんだろうなぁって思ったら、なおさらこの時間を大切にしようと思えました。
奥さんがゆっくり休めたのかどうかはわかりませんが、疲れ果てている中で「オレは仕事してきたんだから、寝かしつけなんかしないぞ」なんていう夫がいたら、それは「ボクお仕事で疲れたという理由を使って、寝かしつけをしたくないだけなんですー」って言ってるのと同じですからね。
そんなダサい夫にはなりたくないですからね!
バランスボールでジャンプジャンプ
2歳を過ぎた頃から、なかなか寝かしつけようとしてもベッドの上で飛び跳ねたりすることが多かったので、いっそのこと疲れ果てるまでバランスボールの上でジャンプさせてました。
支えてるほうもめっちゃ疲れるので、2人して疲れ果ててはベッドに行ってどっちが先に寝たのかわからないくらいスッキリ寝れました。
大人も子供も疲れれば寝るってことですね。
寝るまでのルーティーンを作ってみる
3歳近くになると、言葉をしゃべったり記憶力も良くなってきます。
そこで、
ご飯食べる→ちょっと遊ぶ→お風呂に入る→アイスを食べる→歯磨きする→絵本を読む→「Twinkle twinkle little star」の動画を見る→寝る
というルーティーンを、ほぼ毎日同じように繰り返しました。
すると、子供の口から「じゃあ、お風呂入ってアイス食べよ」とか「歯磨きして本読も」とか「トゥインクルトゥインクル見てから寝よっか」といった言葉が出るようになってきました。
子供も寝るまでの過程がわかって嬉しかったのでしょう。
それからは、多少寝かしつけも楽になった気がします。
基本的に自分も寝る
寝かしつけてから家事をしようとか自分の時間に充てようとすると、子供が寝ないことにイライラが募ってきてしまいます。
なので、洗濯や食器を洗ったり掃除をしたりは子供が起きているときにやる、自分のやりたいことも出来るだけそのときにやる。
そして、寝かしつけるときは基本自分も一緒に寝る。
自分が先に寝てるときは、いつの間にか子供も寝ています。
もし、思ったより早く子供が寝たときは、自分の時間として有意義に過ごしましょう。
食べること
新生児であれば離乳食を食べなかったり、離乳食から普通の食事に変えたらそれも食べなかったりと、食べてくれないストレスは本当に溜まります。
さらに大きくなると遊びたくてしょうがないので、ご飯は後回しになります。
みんなが食べている時に一緒に食べて欲しい、規則正しい時間に食べて欲しい、栄養を考えてバランスよく食べて欲しいと願うことは多々あります。
押し付けすぎじゃないですか?
大人だって、毎日同じ時間にご飯食べないし、お腹空いてなきゃ食べないこともある。
カップラーメンで済ませて、栄養が足りないときだってある。
お菓子ばっかり食べる人もいる。
だからって、食べなくていいということではありませんが、あまり押し付けすぎると食べること自体が嫌いになってしまう可能性もあるので、食べない時、私は子供にこう聞くようにしてます。
「お腹空いてる?空いてない?」
「なに食べたい?」
「ご飯の時間だから食べて!」とか「せっかく作ったんだから食べて!」というのは、厳しい言い方をすると親のエゴに過ぎません。
子供は時間になったら食べるわけでも、親がご飯を作ったから食べるわけでもありません。
お腹が空いているからご飯を食べるんです。
簡単なことですよね?
まずは、子供の意見を聞いた上で判断しましょう。
ちなみにうちの子供は、「ご飯食べよー」って聞くと「後で食べるー」って言います。
で、しばらくしてから「まだ食べないの?」と聞くと「後で食べるー」って言います。
これを数回繰り返した後に、「さっきから後で後でって言ってぜんぜん食べないけど何でかな?」と聞きます。
そうすると、黙ります。
関係のないことを喋ってごまかしたりもします。
それでも「あとどれくらいで食べる?それともお腹空いてないからいらない?」って聞くと、「食べるー」って言って食べるときもあります。
この時点で、「お腹いっぱいだからいらない」と子供が言ったら片付けるようにしてます。
後になって「ご飯食べるー」といって泣き出しても「さっきいらないって言ったでしょ」と自分の言ったことを思い出させるようにしてます。
「言ってないよ」とごまかしてきても「言ったよ」と返します。
子供は自分がいらないといったことを覚えてるんです。
そして、それを必死にごまかそうとするんです。
何回もやり取りをして、仕舞いには大泣きして、訴えてきます。
さすがにそこまで言ってきたら本当にお腹が減っているのでご飯を出しますが、その前に約束するようにしてます。
「じゃあ次からは、一緒に食べようね」とか何でも良いと思います。
大事なのは、「いい加減に食べなさい!」と一方的に押し付けないこと。
子供だからと下に見るのではなく、同じ土俵に立ってしっかりと会話してあげることが大事だと思います。
その場ではすぐに理解しなくても、絶対に子供の頭の中には記憶されています。
何度も何度も繰り返していけば、子供は必ずわかってくれます。
そう信じて、食事に関しても前向きに楽しく捉えて行きましょう。
成長のこと
1歳を過ぎてから、スクールに通うことになりました。
そこでは同じくらいの子達が、自分の名前を聞かれてもちゃんと言えたり、何歳か聞かれても答えられたりと、とても優秀な子供たちで溢れていました。
自分の子供はというと、走り回って落ち着きもなく名前も答えられない。
周りが出来る子ばっかりだったので、「うちの子は成長が遅いんじゃないか」「落ち着きがないし多動症なんじゃないか」と疑うようになりました。
大きさや喋りの発達具合、落ち着きなど他の子供と比べて劣っているように見えると心配になるもんです。
でも、そこまで気にしなくていいんじゃないでしょうか?
多少の早い遅いの成長具合はありますが、子供は着実に成長していくものです。
お受験される方からすると死活問題なのかもしれませんが、元気に育ってくれればそれで大満足と思う私からすると、何も焦る必要はないのかなと思います。
現在3歳になる息子は未だにオムツで、トイレを覚えてくれません。
一度だけおしっこをしたことがありましたが、そのあとが続きませんでした。
それでも、焦らず何度も何度もオムツを替えるときに「次はトイレでしようね」といい続けてます。
いつかは一人で出来るようになると信じて続けましょう。
子供の可能性は無限大です。
総括
ここで挙げた例はほんの一握りです。
子育ての悩みはこの何倍もみなさん抱えてらっしゃると思います。
私もたくさん悩んでたくさんイライラしてたくさん爆発してきました。
それでも子供を愛しているからこそ、子供を信じて根気強く接してこれたんだと思います。
そして、子育てに対して難しく考え過ぎず、シンプルに取り組むことが悩みやストレスに対しての一番の解決法なのかもしれません。
真面目な人や子育ての理想が明確にある人ほど、ストレスや悩みは大きいと思います。
時には、押し付けずに肩の力を抜いて子育てに取り組んでみてはいかがでしょうか?
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