【理想の子育てをやめよう】子育ての悩みはこれで解決

子育て=理想の子育てになっていませんか?

子育てには悩みがつきものです。

「どうしてうちの子はじっとしていられないのだろう?」
「どうしてご飯ちゃんと食べないんだろう?」
「どうしてトイレを覚えようとしないのだろう?」

ほんの一例ですが、子育てをした人なら誰でも思ったことがあるのではないでしょうか?

では、なぜ悩んでしまうのか?

その答えは簡単です。

 

理想の子育てがあるから

 

自分の中での理想の子育てはもちろん、親や親せきの理想の子育て、知人の理想の子育て、SNS上での理想の子育て、世間一般での理想の子育て、いろんな理想の子育てがあります。

その理想の子育てに振り回されるから、悩みが出てきてしまうのです。

では、その原因解決策を紐解いていきましょう。

私は子育ての専門家ではありませんが、実体験から学んだ経験を参考にお話させて頂きます。

【悩みの原因】

昨今の情報社会では、「子育て」と検索すれば、溢れるほどの情報が見つかります。

東大生の親がやっている子育て術~
上手なしつけのための7つのポイント~
トイレトレーニングは2歳から~

みたいなものが、ザクザク出てきます。

子育てをしたことがなく不安な時は、私もそうでしたが、ひたすら検索して情報をかき集めてました。

すると、「ご飯を食べない時はこうしたほうがいいよ~」とか「言うこと聞かない時はこうしたほうがいいよ~」といった解決策が出てきます。

で、いざ実践してみると・・・

 

全然効果ない。

 

よくあることです(笑)

毎日毎日子供と接していて、上手くいかない日が続くと、自信がなくなりイライラも増えていきます。
で、その不安やイライラを解消する術がないので、SNSに書き込んだりパートナーにぶつけたり、直接子供にあたったりしてしまうのです。子供を虐待してしまうのも、その延長線上にあるのではないかと私は思います。

 

こんな経験はないでしょうか?

 

子供がかわいくて仕方がない

素敵な子に育って欲しい

ちゃんとしつけなきゃ

全然言うこと聞かない

怒っちゃダメだ!優しく聞いてみよう!

全然言うこと聞かない

なんで私はちゃんとした子にしようとしてるのに言うこと聞かないの?

(怒られて)泣く

なんで泣くの?泣きたいのはこっちだよ!

更に泣く

もう泣くな!いい加減にしなさい!

泣き止まない

怒鳴る・叩く・ストレス溜まる

 

子育てに悩んでいる人は、きっとこんな経験をしているはずです。

私も、以前こんな経験をしました。

ご飯を食べない息子に対して、優しくご飯を食べない理由を聞いたり、どんなご飯だったら食べたいかを聞いたりしたのですが、まったく食べようとしませんでした。
何をやっても上手くいかないことにイライラした私は、「じゃあもう食べなくていい!!」と怒鳴ってご飯を片付けました。
すると、息子は号泣し「パパなんか嫌い」という始末。
さらにカッとなった私は、ドアをバタン!と閉めて別の部屋に行きました。
少し冷静になった後、息子に怒ったことを謝り、自分のしてしまった行動に物凄い後悔をしました。

私の場合、感情的になったときに怒鳴ってドアを閉めるという行為でしたが、暴力や虐待のようなことをしてしまう可能性だってなくはないのです。
そう思うと余計子育てが怖くなってしまい、不安を取り除くためにまたSNSやインターネットで、もっといい方法はないかと検索をしてしまう。
そして、新たな理想の子育てを手に入れたら、実行する。
で、上手くいかなくてまたイライラしたり、不安が大きくなったりしてしまう。

これを繰り返すと、非常に危険な状態になる可能性が高いと私は思います。
もう何をしてもダメだと育児放棄したり、言うことを聞かない子供が悪いと虐待をしたり、助けてくれないパートナーが悪いと矛先を変えたりと、理想の子育てに振り回されることになります。

子供がかわいくて仕方がなかったのに、気が付くとストレスの対象になっている。

ストレスの対象になると、しつけ以外の悩みも付随してストレスを増幅させる原因になりがちです。

子育てのせいで自分の時間が取れない、子供のせいで経済面が窮屈、子育てを手伝わないパートナーが邪魔・・・

子供がかわいくて仕方がなかったのに、気が付くと邪魔な存在になっている。

 

こんなこと、だれも望んでいないですよね?

 

じゃあ一体、どうすれば子育てに悩まず、かわいい子供をかわいいと思ったまま育てていけるのか?

もう答えは言っていますが、

 

理想の子育てを捨てること

 

理想と現実とのギャップがあるから悩むのです。
まずは、理想の子育てを捨てる意識を持つための私なりの解決策を紹介します。

【悩みの解決策】

 

理想の子育てを捨てるために、私が思うことを紹介いたします。

割り切ることが大事だと思います。

1.子供といえども他人

いくら自分の子供といえども他人です。

他人を自分の思い通りに動かすことは出来ません。
大人だって他人を自分の思い通りに動かすことはなかなか出来ません。
好きな人であっても、100%自分の思い通りにはいかないですよね?
信頼関係があって、尊重し合っていればある程度思い通りに動いてくれるかもしれませんが。

子供にそれを求めるのはなかなかハードルが高い気がします。

2.子供はロボットではない

子供にも意思があります。

脳が成長過程であれば、尚更、自分の意思を伝えるということを頑張っているのかもしれません。
その意思を無視して、自分の言うことだけを聞かせるのであれば、それはもうロボットではないでしょうか?

子供はロボットではありません。

ただ、自分の思い通りに無理やり従わせることは出来るかもしれません。
それがしつけと言うかどうかは、その人次第でしょう。
嫌がることを無理やりやらせるのであれば、虐待と紙一重な気がします。

3.子供は子供

子供は子供です。

当たり前のことを言ってますが、子供は大人ではありません。
人生経験も少なければ、知識も少ないです。

わからなくて当たり前。
出来なくて当たり前。
失敗して当たり前。

その意識が欠落して、自分(大人)の目線で出来る出来ないを判断してしまうと「なんで出来ないの?」になってしまいます。

さきほどのご飯を食べない例もそうですが、大人からするとご飯が出来たら食べるというのが当たり前のようにインプットされてますが、子供は違います。

おなかがすいているから、ご飯を食べるのかもしれません。
好きなものだから、ご飯を食べるのかもしれません。

自分の中の常識と照らし合わせるから、ズレが生じてしまうのです。
「子供は出来なくて当たり前!」と本気で思えば、接し方も変わるはずです。

4.あなたは理想通りの大人ですか?

あなたはちゃんと規則正しい生活を送っていますか?
あなたはちゃんと片付けますか?
あなたはちゃんとご飯を食べますか?

子供には理想をぶつけるのに、自分は怠けている部分がある。
それはおかしくないですか?
子供だって怠けたっていい、大人だって怠けるんだから。
そう思えば少し気が楽になりませんか?

5.情報を鵜呑みにしない

検索して得た情報を鵜呑みにして100%信頼するから、失敗したときの反動がすごいことになってしまう。
参考程度に活用することで、上手くいかなかったときの逃げ道を作ってあげましょう。

SNSやインターネットに載っている情報が100%正しかったら、誰も悩んでないですから(笑)

【実際体験の子育てで得たこと】

人それぞれ意見はあるので、私のやり方が100%正しいということはありません。
子育てナメンナヨ!みたいな反応があるかもしれません。

それでも私は構いません。

だって、そんな否定的な意見を引き出すためにこの文章を書いているわけじゃないですから。
子供が大好きで、だけどもなかなか子育てが上手くいかない人に、少しでもヒントになれば嬉しいと思っているだけです。

子育ても同じです。

誰かの評価をもらうために、子育てをする必要はありません。
子供の笑顔をたくさん引き出し、子供の成長をともに喜ぶ、そんな時間をたくさん作ることが出来たら、きっと育児は楽しくて幸せなものになると思います。

子育ての不満を言ったところで、何の解決にもなりません。
不満を言っている仲間を探しても、何の解決にもなりません。

子供としっかり向き合って、子供の意見を尊重し、その場その場で一生懸命対応する。
そこに「こうしたら成功する」という理想の子育ては存在しません。

私が気を付けていることはただ一つ。

 

愛情を注ぎ続けること

 

これだけです。

子育てに正解はありませんが、子供に愛情を注ぎ続けることはやめません。

どんなに子供に嫌いと言われても、笑顔でパパは好きだよと返します。
どんなに言うことを聞かなくても、根気よく話しかけます。
怒った後は、必ず「大好きだよ」と口に出して言います。
寝る時も、抱きしめて「大好きだよ」と口に出して言います。
何かできた時は、全力で褒めます
手伝ってくれた時は、ちゃんと「ありがとう」を伝えます。

どんな子に育つかはまだわかりませんが、少なくとも親に愛されているという風には思ってもらえるのかなと感じております。
もしかしたら将来、この愛情が子供にとって重荷になるかもしれません。
でも、そんなこと考えていたら何も出来ません。

否定的な考え、否定的な意見を気にしているヒマがあったら、少しでも肯定的な行動を取るほうがよっぽど効果的だと私は思います。

子育ては本当に大変だと思います。
だからこそ、少しでも楽しんで欲しい。
子育てを幸せに感じることが出来たら、人生どんなに素晴らしいことか。

1人でも多くの悩めるパパ・ママの参考になれば幸いです。




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