シングルファザーになりました。
以前もそんなこと言ってなかったっけ?
そうなんですが、今回はなるかもといった中途半端なものではありません。
なぜなら「離婚」したからです。
元嫁は、1年前に離婚したいと家を出て行き、半年前に戻りたいと言って戻ってきて、その半年後にはまた離婚したいと言いだしました。
半年毎にコロコロと変わる状況…
自分勝手にも程がある。
はらわたが煮えくり返る思いとはこういうことを言うんだなぁ。
しかし、私は正直、これで良かったと思いました。
コロコロと考えが変わる相手にいちいち合わせていては、気持ちがもちません。
元嫁にもいろいろな言い分はあるかもしれませんが、この1年間私がどういう気持ちで子供を育ててきたかあなたにはきっとわからないでしょう。
別に、わかって欲しいとも思いません。
もう今は、ただただ子供を必ず幸せにしてやるんだって気持ちだけです。
1年前に出て行ったときに初期費用や生活費で困ったら使えばいいと渡した銀行口座に入っていた150万円ほどの貯金をわずか半年で使いきり、そのお金がなくなり生活がキツくなったからなのか戻りたいと言ってきて、働いているのに生活費をまともに入れず、使い切った貯金を返済すると言って返済してきたのはたったの2ヶ月だけ、共働きなら生活費を入れてくれと改めて言ったがまともに払ってきたのは初月だけ、自分では高い靴を買ったりジムに行ったり脱毛に行ったりマツエクに行ったり美容院に行ったり飲み会に行ったりしてるのに…
家事はどうだったかと言うと、控えめに言っても7:3で私のほうがやっていた。
子育てに関しても明らかに私のほうがメインにやっていた。
それが偉いと言うつもりは1ミリもない。
やってもらうことが当たり前になっていたのかもしれない。
結果的に、元嫁は自分の時間と金が欲しかったのだろう。
家賃も払わず生活費もろくに出さなければ、自分の為に使えるお金はたくさんあっただろう。
家事も育児もろくにやらなければ、自分の為に使える時間はたくさんあっただろう。
それがきっと楽しかったんだと思う。
自分の夢のためには、家族の存在が邪魔ということも言っていたくらいだから。
愚痴を言い出せばきりがない。
誕生日プレゼントにあげた、某高級ブランドのスカーフ。
大人の女性として魅力を上げて欲しい。自分なりに考えて奮発してプレゼントした品物だ。
それを「プレゼントは欲しいものを聞いてからあげるべきだと思う」と言い放ち、「自転車が欲しいって言ってるのに三輪車をもらったようなもの」と例える始末。
夏に子供をつれて公園に行ったときの話。
私は子供と2人で行くつもりだったのに、私も行くとついてきた。
最寄の駅から15分くらい歩いたところにある公園。
炎天下で暑かったのは間違いありませんが、歩道は日陰。
駅に着くなり歩くのが遅くタクシーに乗ることをやたら勧めてくる元嫁。
私は子供と歩いていくから大丈夫と断ったのに、再三タクシーを勧めてくる。
理由は熱中症になる可能性があるからだと、後々になって言われた。
実は子供と話している中で、よくママとタクシーに乗ったという話を聞くことがあった。
2人で出かけているときは、きっと頻繁にタクシーに乗っていたんだと思う。
そのお金はあるが、生活費は出さないという神経もよくわからなかった。
私が食べようと買ってきたものを平気で全部食べる、使ったものを元に戻さない、ゴミを散らかしたまま、脱いだ服を脱ぎっぱなし。
自分がご飯を食べさせたい時に子供が食べないとキレる、自分が休んでいる時に子供が絡みに行くとウザそうにする、たまにいきなり健康面や教養の部分でいきなり口出しをしてくることがある、子供が食べたいと言って買ったお菓子を勝手に食べる。
愚痴を言い出せばきりがない。
私も子供のためにと思って必死に我慢してきたつもりだ。
でも、もう限界だ。
世間体を気にして「離婚」したくなかったわけではない。
子供のためを思うと、パパとママが居たほうがいい。
絶対にそのほうがいい。
そう思っていたからだ。
でも、もうその思いは砕け散りました。
むしろ、「離婚」したほうが子供のためにもいいのではないか。
そういう思いの方が、私の中で強くなりました。
幸いにも実家が近く、万が一の時は私の母親の手を借りることも出来たので決心がつきました。
私が子供を育てる!
寂しい思いなんてさせるもんか!
母親の手もなるべく借りずに、出来る限り一人でやってやる!
そう思ったら、なんだかエネルギーが湧いてきました。
愛する子供の為ならなんだって出来る、本当にそう思いました。
その日から、私の行動は変わりました。
日中に預けられる保育園を探し、片っ端から電話。
保活の激戦区でもあるエリアなので、何度電話しても「今はいっぱいです」と断られることばかり。
エリアを広げ、さらに電話を掛け捲り、ようやく見てもらえそうな保育園に辿り着く。
事情を説明し、翌日には見学、書類を完成させ、1週間後には入園の手続きまで完了しました。
人間やろうと思えば出来るんだ。
少しだけ道が開けた気がしました。
しかし、やることはまだまだたくさんあります。
保育園で必要なものを買い集め、洋服や備品・おむつなど全てのものに名前を書き、子供の健康診断も済ませました。
それから会社の上司・同僚にも話しました。
シングルファザーになること、自分は全然大丈夫で子育ても仕事に支障をきたさない様に頑張りますという事を、なるべく心配されないように伝えた。
「離婚する」・「シングルファザーになる」というワードはあまりにも強すぎる。
きっと上司は心配するだろうし、同僚や部下は気を使うはずだ。
だからこそ、元気良くはっきりと伝えた。
自分は大丈夫なのですが、こういう状況になってしまいました、と。
幸いにも、皆協力的に話を聞いて頂けました。
日本の会社には、まだまだ子育てに対して非協力的な会社もたくさんあります。
定時に帰れば非難され、子供が熱を出したから休むといえばズル休みだなんて言われることもあるそうです。
私の会社では、そのあたりのことはだいぶ理解されていて、休んだ分は他の人がカバーをするという流れが自然と出来ています。
だからこそ、受け入れてもらえたんだと思います。
本当にいい会社にだと思います。
保育園がスタートして、1週間は半休を頂きました。
慣らし保育があったので、午後は迎えに行かなければならなかったからです。
会社の同僚には快く送り出してもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。
子供も保育園に到着し私が出て行こうとすると泣き叫んで嫌がってましたが、徐々に慣れていってくれました。
ご飯もしっかりと食べて、お友達とも徐々に仲良く遊べるようになってくれました。
保育園の先生たちも本当にいい人ばかりで、笑顔の耐えない素晴らしい保育園でした。
無事に慣らし保育が終わり、次の週からは送り→仕事→迎えという流れに。
新しい生活リズムに四苦八苦しながらも、なんとか順調にこなしていました。
しかし、知らず知らずのうちに無理をしていたのかもしれません。
週の半ば頃から、背中の痛みに悩まされたのです。
それも右側が重点的に痛むのです。
「疲れが溜まってきたのかなぁ・・・」
最初はそれくらいの認識でした。
しかし、1日2日経つとさらに痛みが増してきたのです。
「マッサージでも行こうかな・・・」
そう思った翌日に衝撃が。
胸やひじのあたりにいくつかの湿疹というか水ぶくれが出来ていたのです。
「こりゃ完全に疲れだな・・・」
幸いにも翌日は土曜日だったので、ゆっくり休んで治そう。
そう思って眠りにつきました。
翌朝。
いくつか出来ていた水ぶくれは、右胸全体・右腕のひじから脇にかけて・右の背中にびっしりと範囲を広げていたのです。
正直、引くくらい気持ち悪かったです。
同時に、鈍痛と針でちくちくと刺されたような痛みが出てきて、さすがにおかしいなと思うようになりました。
ネットで「背中 痛い 水ぶくれ」とか「水ぶくれ 痛み」とかいろいろ検索した結果、一つの病名に辿り着きました。
帯状疱疹
- 帯状疱疹とは?
- 帯状疱疹とは、子供の頃に発症した水ぼうそうが治癒したあともウイルスが身体の中に潜んでいて、そのウイルスが再び活性化して発症するとなります。
症状としては、背中や胸などにピリピリした痛みや鈍痛のような痛みが発生。数日後、水ぶくれが出来てくるのが特徴です。1週間から10日ほどすると水ぶくれがつぶれ赤くただれてその後数日でかさぶたになります。
潜伏していたウイルスが活性化してしまう要因としては、疲労・ストレス・病気などがあげられます。活性化したウイルスは増殖し、深いところにある知覚神経を通って表面の皮膚に作用し、痛みを伴った水泡の群れを作ります。これが帯状疱疹です。
帯状疱疹が出やすい箇所としては、脇の下・胸部・腹部・背中・額など上半身に出やすく、左右どちらか一方に帯状になって症状が出るのが特徴です。
まさに、その通りの症状でした。
翌日、皮膚科に行って薬をもらいましたが、その後1週間くらいは発熱や痛みで寝ることもまともに出来ないほどでした。
それでも、なるべく頼らないで子供を育てたいと、ある意味意地になっていた私は、気合だけでなんとかその1週間を乗り切りました。
今考えると、そういう誰にも頼らずにとか無理しちゃったことが病気に繋がっていたのに、ホントアホだなって思います(笑)
週末は子供には申し訳なかったのですが、ほぼベットの上でゆっくりさせてもらい病気の回復に注力しました。
最初のほうは遊ぼうよと私の手を引っ張っていた子供も、さすがに状況を読んでくれたのか、「早く治るといいね」と言ってくれました。
それから数週間経ちましたが、まだ痛みはあり水ぶくれも破裂してかさぶたになるかならないかの状態なので、まだまだ完全復活とはいきませんが、当初に比べるとだいぶ良くはなりました。
まだ元嫁と同居しているので(一人暮らしする初期費用がないので出て行けない)完全に子供と2人になったわけではないですが、規則正しい生活を心がけ、必死で子育てを楽しんでおります。
今の状況を悲観的に捉えても何の意味もないので、これからの人生をどう前向きに生きていくか、子供の為にどう時間を使っていくかを明るく楽しく考えながら、これからの人生を全うしていきたいと思います。
いろんな状況で、1人親として子供を育てていかなければならない状況の方もたくさんいると思います。
本当にやっていけるだろうか…不安はつきものです。
金銭的に大丈夫だろうか…頭をよぎります。
1人親って子供にはどう映るだろうか…心配です。
でも、今思ってる不安や心配って2人親なら絶対に解決する問題なのでしょうか?
もしかしたら、1人親だろうが2人親だろうが関係なく不安や心配に思うことなのかもしれません。
だったら、変なこと気にしたりするよりも、前向きに明るく楽しんだほうが絶対にプラスに働く!
そう思って子供と接したほうが、自分も子供も幸せになれる可能性はグンと上がるはず。
私はシングルファザーです!
子供と自分の幸せの為に、今日も元気に前向きに生きたいと思います。
私と同じようにシングルファザーの方、たくさんいるでしょう。
子供が大好きで仕方ない人。
子供よりも自分の時間が欲しい人。
子供よりも仕事を頑張りたい人。
子供があまり好きでない人。
正直、いろいろなタイプ・状況の方がいると思います。
頑張りましょうとかみんな苦労してるから自分だけ大変だとは思わないでとか言うつもりはさらさらありません。
私が言いたいことはただ一つ。
子供を愛してあげましょう
子供にとってパパは偉大です。
その偉大なパパに愛されて、嬉しくない子供はいないはずです。
一人親で子供がかわいそうなんて他人から言われたって、自分が子供を愛してあげていれば関係ありません。
この子はかわいそうかなぁなんて思う時間があるのであれば、その時間を愛してあげる時間に変えてあげましょう。
私は、そうしていきたいと思っています。
楽しいことも、つらいことも、嬉しいことも、悲しいことも、全部共有した上で愛してあげましょう。
子育てに正解はありません。
これをやったら確実にいい子に育つということはありません。
しかし子供を愛してあげることは、間違いではないはずです。
たくさん愛してあげましょう。
全力で子供の笑顔を守りましょう!
それがきっと、あなたの笑顔に変わるはずだから!
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