子育てをしていると、イライラしないことはありません。
「なんでいう事聞かないの」
「なんでちゃんと寝てくれないの」
「どうしてご飯食べないの」
でも、親としてそのイライラは我慢しなくちゃいけない!そう思えば思うほどイライラはさらに増幅してしまうもの。
何の罪もない子供やパートナーにそのストレスをぶつけ、家庭内には笑顔が少なくなってしまうなんてことにもなりかねません。
ここでは、私が実際の子育てを通じて我慢せずに楽しんできた4つの秘訣をご紹介したいと思います。
ポイントは、我慢しない事(^o^)丿
1.イライラするのはあなたの勝手
子育てをしていてイライラするのはどういった時でしょうか?
・やめてと言ったことを何回もやる
・ごはんをちゃんと食べてくれない
・夜寝る時間になったのに寝ない
他にもたくさんあると思います。
ただ、ほとんどのイライラする理由は「自分の思い通りに行かないから」なんです。
やめてと思っているのは、あなた。
ごはんを食べてと思っているのは、あなた。
夜寝る時間だと思っているのは、あなた。
ぜんぶ「あなた」の思っていることなのです。
仮に、大人のケースに当てはめてみましょう。
タバコを吸っている人に、「タバコやめなよ」と言ったらすぐにやめるでしょうか?
ギャンブルをやっている人に、「ギャンブルやめなよ」と言ったらすぐにやめるでしょうか?
ラーメン好きな人に、「ラーメン食べるのやめなよ」と言ったらすぐにやめるでしょうか?
なかなか自分自身でやめると思わない限り厳しいですよね?
ご飯だって大人は食べたい時に食べるし、寝る時間だって眠い時に寝るもんです。
基本的には、大人はある程度自分の思い通りに生活できます。
じゃあ、子供はどうでしょうか?
自分の常識として認識していないことをやめろと言われたり、お腹も空いてないのにごはんを食べろと言われたり、眠くもないのに寝ろと言われたり・・・これって結構苦痛ですよね?
しつけだからしょうがない。
そんな声も聞こえてきそうですが、しつけなら何をやってもいいというわけではありません。
子供に教えようとする意識は大事ですが、子供に強要するようなことはしつけとはいいません。
例えば、子供が叩いてきたとします。
叩いてきたことをやめて欲しいと教えることは、大事です。
なんで叩いたらダメなのかを教えることは、大事です。
でもそれが伝わらないからと言って、なんでわからないのとなるのは「あなたのエゴ」です。
他人に、自分の考えを100%理解してもらうことは不可能です。
自分の子供とはいえ、他人は他人です。
子供が何を考えているのかがわからないように、自分の考えを子供が100%理解することは不可能なんです。
だからこそ、自分の思いを伝えたらあとは子供に任せる。
例え、その瞬間は理解しなかったとしても、後々になって急に理解していることもあります。
あなたが毎日教えていることは、きっと無駄にはなりません。
だからこそ、子供がいずれ理解してくれるという気持ちを持って、毎日優しく愛情を持って教えていきましょう。
決して、あなたの思い通りに強要するのではなく、こういう風に育ってほしいと優しく導いてあげましょう。
2.瞬間的にイライラしてしまう人の対処法
自分では意識していなくても、瞬間的にイライラが来てしまう人もいます。
怒らないように・イライラしないように明るく接していたのに、急に瞬間湯沸かし器のごとく怒りの沸点がピークに達してしまうことも。
このタイプの人には、自分の子育てに自信がある人が多いかもしれません。
自分はある程度、子育てが出来るからと認識していると、自分の理想とかけ離れた行動を子供がたくさん取ることにより、思い通りに出来ない自分と思い通りにやらない子供に腹が立ち、一気にストレスのピークを迎えてしまうのだと思います。
どんな人でも、子育てが自分の思い通りに行くことはまずあり得ません。
もともと上手くいかない前提で取り組めば、失敗してもこんなもんだよなで、次また頑張ろうと思えるはずなんです。
子育てをするときには、変なプライドを捨てて、自分も未熟なんだと認識し一生懸命取り組むのがいいのかもしれません。
それでももちろん、瞬間的にイライラして怒ってしまうこともあるでしょう。
そんな時は、大きく深呼吸したり・数秒間だけ無心になってみたり・ほんの少し子どもと離れてみたりして、冷静な自分を作る努力をしましょう。
人間の怒りのピークはおよそ6秒間なんて話もありますので、例えば6秒間布団かぶって大声でストレスをぶちまけてから再び子育てに取り組めば、その後は少し冷静に対応できるかもしれません。
私も、瞬間的にイライラが爆発し、そのイライラを子供にぶつけてしまったことが何度かあります。
一つは、全く寝ない子供に気が付いたら「もう寝ろよー!」って怒鳴ってました。
怒鳴った後、「はっ、やってしまった」という後悔と、子供の泣きじゃくる姿に胸が痛くなりました。
その時は、ちょうど子育てにも慣れ始めて来た時期でした。
絵本を読めば必ず寝てくれていたので、それなりに寝かしつけることに自信があった私は、それが通用しなかった自分への苛立ちとでベッドの上で遊びまくっている子供に対して、一気にストレスが溜まって爆発してしまったのです。
完全なる傲慢でした。
翌朝、子供にたくさん謝ってたくさんハグしてたくさん遊びました!
もう一つは、水をこぼした子供に「自分で拭け!」と突き放したことがあります。
最終的には、子供が癇癪を起こしてしまうほど泣き叫んでしまいました。
自分でこぼした水は自分で拭くということをどうしても教えたくて、しつけの為にはやるまで手を差し伸べない事が一番だと勝手に決め込んでしまっていました。
何度言ってもいう事を聞かない子供からわざと離れ、様子をうかがっていましたが、今考えれば子供からするとなんでパパが急に怒ってるのかわからないですよね。
自分がちゃんと教えなきゃという気持ちが強すぎて、子供をパニックにさせてしまった一例です。
3.プラスに捉えてみる
これが出来たら、何の苦労もないかもしれません。
例えば、子供が食べ物で遊んでいた場合。
「こらっ、食べ物で遊ばないの!」
これが普通の反応だと思います。
しかし、子供は食べ物で遊んじゃいけない理由も知らなければ、食べ物で遊ぶとどうなるのかも知りません。
だから好奇心で遊んでしまうのです。
「食べ物で遊んだら、どうなるのかわかったかな?」
「手も服も汚れちゃって、大変になる事がわかったね」
こんな言葉をかけられたら、子供も少しは受け入れやすくダメな理由がわかってくるかもしれません。
言っているあなたも、頭ごなしに怒らないのでストレスは減るかもしれません。
ただし、何回も何回も食べ物で遊ばれたらイライラは出てきてしまうかもしれません。
それでも、何回も何回も優しく教えていきましょう。
子供だろうが大人だろうが、1回で全部覚えられるわけではありません。
出来たことを褒めて、目の前に起きている事象をプラスに捉えることによって、自分の気持ちも明るく保ちましょう。
4.怒りのメカニズムを理解する
そもそも、キレやすい人・怒りをコントロールできない人の、脳の特徴はなんなのでしょうか?
実は、脳の「前頭前皮質」の働きが不十分な場合、キレやすい傾向にあると言われています。
この前頭前皮質とは、自分の行動を監視してやっていいことか悪いことかを判断するところ。
この働きが悪いと、「やってはいけない事」という判断が鈍くなってしまいます。
体調不良や寝不足・飲酒などでもこの働きを妨げることがあるそうですが、経済的に恵まれなかったり親の愛情を感じずに育ったり孤立して育ったりすると、この前頭前皮質が未発達なまま成長してしまうこともあるそうです。
また、子供の頃に親から愛情を注がれて安心できる信頼できる関係を築き上げることが出来た人は、大人になってもそういった関係を築きやすい傾向にあるそうです。
愛情を注がれて安心できる信頼できる関係を築く為に重要なのが「オキシトシン」というホルモンで、このオキシトシンが前頭前皮質を育てる役割を担っているそうです。
つまり、愛情を注ぎ子供との良好な信頼関係を築くことで、オキシトシンが分泌され前頭前皮質を育て、自分自身も子供も怒りをコントロールしやすくなります。
大人も子供のオキシトシンをたくさん分泌させる方法としては、
・直接触れ合う
・マッサージを受ける
・ハグしたりキスしたり
・誰かの為にプレゼントする
・おしゃべりをする
・感動する映画や漫画を見る
・誰かに親切にしてみる
・スポーツを見て興奮する
こんなことでも、オキシトシンは分泌されるそうです。
オキシトシンは、愛のホルモン・幸せのホルモンとも呼ばれています。
子供とたくさんスキンシップを取って、自分も子供もたくさんオキシトシンを分泌させましょう。
この他にも、子育てのイライラ・ストレスを解消する方法はたくさんあると思います。
しかしながら、この4つの秘訣を意識するだけで、子育てもだいぶ見方が変わってくると思います。
子供も自分も笑顔でいる為に、イライラしている時間を1秒でも減らしていきましょう(^o^)丿
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