シングルファザーno子育て奮闘記【伍話:意地】

数日後。

 

奥さんが、家を出る為に部屋の内見にいったらしい。

行動早っ!?

そして、気に入ったので申し込むとのこと。

行動早っ!?

 

ここで、一つの問題が。

奥さんは数か月前からバイトを始めていたのですが、もちろんそれでは審査が通らないとのこと。

事前に私もその可能性が高いよという事は、伝えてありましたが案の定。

 

身内に頼ろうとしても、まだ事情を上手く話せていない段階ではダメ。

仕方なく私を契約者にして申し込みをさせて欲しいとのこと。

 

私は、悩みました。

 

何故、突然離婚を切り出された奥さんの為に、自分が契約者にならなくてはいけないのか!

そんな義務は当然ないし、賃料払えなかったら私が払うことになるのです。

 

だから、言いました。

契約する前に、契約書やその他書類一式を見てから考えさせて欲しいと。

 

でも、正直内容なんてどうでも良かったんです。

もちろん名義も、私名義で借りるつもりでした。

 

ただ、当たり前に何でもすると思って欲しくなかった。

ちょっとした意地です。

 

毎日子育てをして、働くことも出来なかった奥さんが部屋を借りれないのは当然です。

だから、そこに対して突き放すことはありえないです。

 

でも、私は無理をさせて部屋を借りているんだと、ちょっとでも思ってもらえれば、ちゃんと家賃も払ってくれるのかなって。

 

本当に、ちょっとした意地です。

 

免許証のコピーも保険証のコピーも渡しました。

こういう状況なので、1ミリも疑いなくと言ったら嘘になります。

変な事に使われたりしたらイヤだな。

そんなことも脳裏をよぎりました。

 

でも、そんなのを差し引いても今は奥さんが決めた道を応援して、子供の為にも良好な関係であり続けたいと思ったのが強いです。

 

今日は、親友に話を聞いてもらうという事で、夜は子供と2人っきり。

これから先、こんな日が続くと思うと私はともかく子供が心配です。

 

だけど、私は決めました。

 

この子を絶対に幸せにすると!

 

例え、親が離れ離れになったとしても、生まれてきて良かったと思ってもらえるように!




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