子育ての悩みの一つである夜泣き。いくら対処しても泣き止まない赤ちゃん。そこにイライラしてしまうパパとママ。さらに悪化する夜泣き。早く寝かしつけて明日のために早く寝たい!焦れば焦るほど上手くいかないものに。
この記事では、そんな悪循環にならない為に、夜泣きについてしっかりと理解し的確な対処法を載せてあります。大変ですが、夜泣きを乗り切りましょう!
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夜泣きの定義
夜泣き(夜鳴きとも言う)とは、「夜中にはっきりとした原因がないのに泣くこと」を言うそうです。
お腹も空いていない、おむつも汚れていない、気温が不快ではないといった状況なのに赤ちゃんが夜中に突然泣き出し、抱っこして何をしてもなかなか泣き止まないことを指すそうです。逆に、空腹で泣くけどおっぱいやミルクを飲んだら泣き止んだ、おしっこやうんちをしていて、オムツを変えたら泣き止んだ、部屋が暑い・寒いといった不快な環境を改善したら泣き止んだ、といった状況は夜泣きとは言わないそうです。
夜泣きには個人差があり、全く夜泣きをしない赤ちゃんもいれば、夜泣きが激しかったという赤ちゃんも存在します。ですので、夜泣きの原因も明確にはわかっておらず個人差があるものだと考えられています。考えられる理由としましては、不安、興奮、不快、睡眠サイクルの乱れ、刺激、ストレスなどが原因と考えられています。
昼寝をしなかったり、逆に昼寝をし過ぎたり、親の生活サイクルが日によって違ったりすると、睡眠のサイクルが乱れ、生活のリズムが整わなくなってしまいます。実は、この生活リズムを整えることが夜泣きを軽減させる近道です。赤ちゃんに覚えさせるためにはまずは親が生活のリズムを整えること、それを赤ちゃんが日常生活の中でどんどん覚えていくことでしょう。
とはいっても、定義や根本はわかっても赤ちゃんは夜泣きをやめてくれるわけではありません。いち早く原因を探り、的確な対処で夜泣きを止めて、自分達もしっかりと休めるように務めましょう。
夜泣きの時期
夜泣きは、早い子だと生後3ヶ月頃から始まり、1歳半頃にはおさまります。一般的には、生後8ヶ月頃に夜泣きに悩まされるというママが多いようです。遅い子だと2歳になっても夜泣きをする子もいて、時期や期間にも個人差があります。
「この子は夜泣きが全然無くて、ホントいい子だわ」と言っていたら、2歳になってから急に夜泣きが始まった、というケースもあるそうです。 もちろん、夜泣きをしない赤ちゃんもいますから、夜泣きに関しては大きく個人差があることが分かります。
ただ、赤ちゃんが成長して睡眠サイクルが落ち着いてくると、「毎日のように夜泣きがひどい」といった状況がなくなり、だんだんと頻度が少なくなる傾向にあるようです。
夜泣きの原因
夜泣きの原因は大きく分けると2つ、睡眠リズムの乱れと生活リズムの乱れに分けられます。この2つを理解することによって、日常生活で何をするべきかが見えてきます。
1.睡眠リズムの乱れ
赤ちゃんの睡眠周期は大人と比べると短く、眠りの浅い状態になることが多い為、寝たと思っても夜中に目を覚ましてしまうことが多いそうです。
眠りの浅い状態を「レム睡眠」、眠りの深い状態を「ノンレム睡眠」と言い、このレム睡眠とノンレム睡眠は1セットとなっており、1セットに要する時間を「睡眠周期」と呼びます。赤ちゃんの睡眠周期は40~60分、2歳~5歳の睡眠周期は60~80分、5歳以上の子供や大人の睡眠周期は90~100分とされており、赤ちゃんは大人に比べて睡眠周期のサイクルが短いことが分かります。つまり、「睡眠周期のサイクルが短い=レム睡眠の回数が多い=眠りが浅くなる回数が多い」ということです。
2.生活リズムの乱れ
通常、生後4ヵ月を過ぎるとだんだんと生活リズムが整ってきます。
しかし、昼寝が出来なかったり・昼寝をし過ぎたり・外で遊べなかったり・夜寝る時間が不規則だったり生活リズムが乱れると、それが夜泣きの原因になる事も多いです。
さらには、環境の変化(引越ししたり、旅行に行ったり、知り合いの家に遊びに行ったり)によっても赤ちゃんは刺激を感じ、それが夜泣きに反映されてしまうこともあるそうです。
3.年齢別の原因
・生後1~4ヶ月の夜泣き
生後1~4ヶ月の赤ちゃんは、当たり前ですが生まれたばかりなので朝起きるとか夜寝るといったリズムは未発達で区別もつきません。短いサイクルで寝たり泣いたりを繰り返すことから、夜泣きが起こります。親も子育てに慣れていない為、慌ててしまい、それがさらに夜泣きを悪化させてしまう事も。
・生後5~8ヶ月の夜泣き
少しずつですが生活のサイクルも覚え始めてくる頃。新生児の脳は、めまぐるしい発達の過程にあり、寝ている間も、起きている時に得た情報や刺激を脳の中で繰り返しながら処理しています。その刺激や情報が強いと、夢の中で処理する際に夜、泣いてしまうことがあるといわれています。
・1歳前後の夜泣き
だいぶ生活のサイクルも覚えてきて夜寝る時間も長くなる頃。日常の生活の中でいつもと違うことが起きてしまうと睡眠のリズムまで狂い始め夜泣きに繋がってしまうことも。
このころになると卒乳するケースもあると思いますが、それによって夜泣きがなくなるケースと悪化してしまうケースがあるので、無理せず赤ちゃんが求めていることをしてあげましょう。
・2歳以降の夜泣き
2歳を過ぎると生活リズムの乱れというよりは、甘えだったりストレスによって夜泣きになるケースが多くなるでしょう。優しい気持ちで接してあげることが大事。また、イヤイヤ期と重なって、夜寝るという行動や寝かしつけられることに対して反発するケースもありますので、日中のうちに出来るだけ体力を削っておくことも大事な要素です。
夜泣きの対策
さぁいよいよ、赤ちゃんが夜泣きを始めたら、どう対処したらいいのでしょうか?もちろん個人差がある事なのでたくさんの方法を試してみて、赤ちゃんにとって一番いい方法を見つけましょう。
・抱っこして、あやす
一番の王道だと思いますが、抱っこしてあげましょう。ゆっくりゆらしたり、背中をトントンしてあげながら赤ちゃんに安心感を与えてあげましょう。一つ注意点としては、体温の高い人が抱っこをした際に暑い事が原因で夜泣きが悪化してしまうケースもありますので、その場合はうちわであおいだり扇風機をつけたりする工夫も必要です。
・ミルク&授乳する
おなかが空いていることも原因の一つかもしれませんのでミルクか授乳をするのも効果的でしょう。赤ちゃんは、哺乳瓶や乳首をくわえると安心するものです。
・しばらく何もせず見守る
赤ちゃんは寝言のように泣くこともあります。泣き始めたらすぐに抱き上げるのではなく、添い寝をしたりしながら2~3分様子を見てみましょう。しばらくすると、何事もなかったように再度眠りにつく場合も。
・お気に入りの音楽を流す
オルゴール調の音楽を流したり、赤ちゃんの好きな音楽を流してあげると効果的。日頃テレビを見ていてCMなどで赤ちゃんが見入っているようなものがあればそれを使うのも効果的。うちの場合は、いなばのちゃおちゅーるのCMが効果的で、泣き止むことはもちろん寝かしつけにも使ってました。ゆっくりした音楽ということだけに囚われず、一人一人にあった音楽を見つけましょう!
・外の空気を吸わせる
ベランダに出て、夜風にあててみると気分が変わるかもしれません。朝方にどうしても泣き止まない時に抱っこ紐で外を散歩してみたら、ぐっすり寝たことも。赤ちゃんも気分転換したいのかもしれませんね。
・服を脱がせる着せる
暑かったり寒かったり、はたまた服の素材がチクチクするなどの不快感が原因かもしれません。裸にしたり着替えさせたりしてみたら意外とすっきりして寝ることも。その際はおむつも一緒に見てあげましょう。
・歯がため
生後6ヶ月くらいになると歯が生え始めるので、歯がかゆいのかもしれません。歯がためを与えて気が済むまでゴリゴリさせるのもいいかもしれません。
・少しくらい泣かせておく
実は一番いいのはこれかもしれません。赤ちゃんの体力が有り余っていて寝れないなどの時は泣き疲れて寝るまで泣かしておきましょう。ただし、泣かれている間はパパもママもいい気分はしないので忍耐力が大事になってくるし、ご近所への配慮も必要になってきます。必要があればご近所への挨拶もしておくといいでしょう。
・夜泣きをするのは当たり前と肝に銘じる
夜泣きに悩んでいるパパとママはたくさんいる。うちの子だけではないと知れば少しは楽になれるかも。そうすれば赤ちゃんに対する見方・考え方も変わり余裕をもって接することが出来るようになるでしょう。
・当たり前ですがやれることをやる
ミルクをあげる・おむつを替える・温度調整をする・日中遊ばせる・生活のリズムを整えるなど夜泣きの定義に関係あるなし関わらず赤ちゃんが快適に過ごせる空間を用意してあげる努力をしましょう。
夜泣きの総括
赤ちゃんが毎日夜泣きをすると、パパもママも体力も気力も削られて疲れてしまいますよね。個人差があり明確な対処法もないため、すぐには夜泣きはなくならないものですが、夜泣きを赤ちゃんの成長のひとつと捉え、じっくりと付き合っていくことが大切です。夜泣きをされている最中は、これが永遠に続くように感じるかもしれませんが、いつかは必ず終わりがきます。
ママだけが寝かしつけをする、パパもたまには手伝うといったことではなく、お互いに協力し合いながら励まし合いながら夜泣きに対してしっかりと向き合うことが大事だと思います。いずれ、子供が大きくなった時に笑い話に出来るようしっかりと乗り切りましょう!
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